年上彼氏は看護師さん
夕方真人が面会に来た。



でも受付で面会出来ない事を聞き、



私の具合はそんなに悪いのかと明良先生に聞いたらしい。



明良先生は私が、心労とストレスで話す事が出来ない事を伝えてくれた。


それでも真人は私に会いたいと言ったようだが、



今日会う事は無理だと話してくれた。



真人ごめん。



真人には真実を話すからもう少し待ってほしい。



研吾君が真人はきっと朝里の気持ちを分かってくれると言ってくれた。



そうだといいなと思う。



私は今研吾君がそばにいないと困る。



怖くて一人では眠れない。


研吾君ってよんでも、私の声は届かない。



でもね。



研吾君には聞こえるんだって。



声にならない私の声が。



《そっと目を閉じると朝里の声を感じるよ。》



簡単にそう言う私の愛しい人。



《私は誰よりもあなたを愛してる。》






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