年上彼氏は看護師さん
俺が研吾君みたいな大人なら、朝里を守ってやれるのに、


高校生の俺なんかじゃ駄目なんです。」




俺は悔しくて涙が来た。



『朝里の全てを誰に聞いたの?』



「昨日朝里の父親に会い、朝里の父親が朝里を愛してる事も、


朝里の本当の父親が朝里の祖父である事も、朝里の母親と朝里は姉妹だという事も聞きました。


朝里はまだこの事は知らないんですよね。」




研吾君は俺が全てを知ってる事に驚いていた。



「俺はこの事は誰にも言ったりしません。


朝里をこれ以上傷つける事は出来ない。


俺は早く大人になって又朝里に会いに来ます。


朝里とは暫くの間友達に戻ります。


あのこの手紙朝里に渡して貰えますか?


俺の今の思いを書きました。


俺医者になるつもりです。

その時研吾君に勝負を挑みますから待っていて下さい。


あのこれで俺は失礼します。」



俺は言いたい事だけを伝えて部屋を出た。







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