年上彼氏は看護師さん
その事を茉莉に追求しても、


平気な顔で、「なんで研吾は、私が男とラブホ入るとこ見て止めなかったの。」


逆ギレされてしまった。



その後も研吾が私をほって置くから悪いと暴れだした。



泣き叫ぶ茉莉を抱き締めて、結局僕は許してしまった。



どうしても茉莉から逃れられない自分。



たけど、僕はもう茉莉を愛せないし、



茉莉の側にはいられない。


僕は朝里が好きな事に気付いてしまったから。



他の女に触れる事も出来ない。



茉莉が待つ自分のマンションに帰る事が出来ないでいた。



だから今僕は病院の宿直室に寝泊まりしている。



携帯が鳴る。



【研吾今日も帰らないつもり。


私は研吾とは別れないから。


私と別れてあの女といるなら、私あの女宮本朝里に何するか分かんないからね!】



【分かった。茉莉今日はマンションに帰るよ。


たけどもう僕は茉莉とは付き合えない。


でも朝里とは付き合ったはしないよ。


朝里はまだ中学生だし、朝里は僕の事気になる患者の一人なんだよ。】




今は嘘をつくしかない。








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