角砂糖恋愛
でも、アイツは離れなかった。
「もう、こんなコトで怒ったら、カワイイ笑顔が台無しだよ?」
なんて、作りの甘いセリフでウチらを誘う。
こんなのに弱い華那に、心配になったアタシだけど、そんなことなかった。
「マジうざい」
小声で文句を言う。
「うっわ-。ひどい。てかさ、話しかけてあがたのにさ、うざいってなくない?」
アイツが言ったこのコトバに3人がまたキレた。
「別に、アンタから来たくせに、それは無いんじゃない?」
って、華那。
「あげたとか、別に頼んでないし。」
っと、実衣奈。
「てゆ-か、ウチらアンタみたいなのタイプじゃないし。」
つられて言っちゃったアタシ。
でも、アイツも、キレた。
「マジありえねえし。サイアクじゃん。こいつら」
 、、、、サイアク??
「せっかく話しかけてあげたのによ-。」
 、、、、あげた?
「調子こくなよ?お前ら」
 、、、、調子こいてねえし。
「モテるからって。いつでも男来るとおもってんじゃねえよ。」
 、、、、思ってねえし。

ああ、もうヤバい。
我慢できないや。
こんなにストレスためさせあがって。
マジふざけるなよ?

でも、アイツは話を続ける。
「聞けよ!こいつら、全然イイやつじゃないぜェ-!」
「お前がな。」
すかさず言った実衣奈。
実衣奈も、相当キレてるらしいご様子で。
いつもより声が低うございます。
 、、、、怖いのに。
実衣奈は、やり返すように、みんなに聞こえるように言った。
「第一、アンタと話しても面白くないし。時間のむだ!てゆ-か、なんでそっちから話して来たのに、お礼言わないといけかいんですかあ-?」
< 10 / 21 >

この作品をシェア

pagetop