ツンデレ彼女を監禁して
(三)
俺の部屋はかなり汚い
とは言っても、それは昨日までの話し
不慣れな大掃除をして、何とか綺麗にした訳だが
「相変わらず、散らかっているわね」
なんて、部屋に遊びに来た彼女に言われてしまった
「き、汚くないだろ。昨日、お前が来ること考えて大掃除したんだぞ」
「あらそう。でも、玄関からして汚い雰囲気が漂っているんだけど……。私の為にしたんだ……」
ポツリと後半部分に何か言われた気がしたが、ブーツを脱ぐ動作で音が邪魔し、上手く聞き取れなかった
……どうせ、汚い云々だろう
つうか、玄関先から『汚い』って、部屋の全貌をそう誤解しないでほしい
中入れ、中
そんな感じで、俺は大して広くない部屋に彼女を招いた