出会う確率の方程式
「はあ〜」

やっと片付け終わった時には、教室の中はあたし1人だけになっていた。

結構…1人が好きな癖に、

放課後の1人っきりだけは嫌いだった。

今までいたたくさんの級友が全員いなくなって、静まり返った教室はまるで…。


夕陽がいつのまにか、教室内を照らしていた。

その妖しい光は、すべてのものが死んでしまって…そうこの世の終わりみたい。

夕陽があたしの体も赤く染めた時、

あたしは、あたしじゃない自分に変わったような気がした。

だけど…なんだろう。

今日の夕陽はなぜか…いつもより温かい。
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