妄想世界 -詩集-
ジキルハイド症候群
ウラ と オモテ

ヒカリ と ヤミ


それはまるで、オセロ。


シロ と クロ

ヒル と ヨル


それはまるで、ジキルとハイド。


決して交わることのない、平行線。



似て非なる、対の存在-双子-。



あたしの中の


裏と表は

光と闇は

白と黒は

昼と夜は


善と、悪は。



流れるように、靡くように


常に、入れ替わって



きっと、

きっと、



いつの日にか



本当の“あたし”を見失って



壊れてしまうの



悲惨な終焉を迎えた



愚かな博士のように―――…。
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