君と出会えた意味
入学
桜が花吹雪のように舞い散る中・・
あたしは晴れてある女子校に入学した。
まあぞくに言うJKになったわけだ。


初めて手を通す真新しい制服・・。
ずっとここの高校の制服を着たかった。
まあ対して素敵なものではないが
あたしはこの制服が着たかった。


あたしの名前は高橋美菜。
普通という言葉そのものの女だ。
特別何かが優れてるわけじゃない。
極々普通の女子高生。


入学式を終え担任に誘導され
これから1年を過ごす教室へ。

SHRを終え窓の外をボーっと眺めていたら
肩を叩かれた。

そこには少し緊張してそうな
可愛らしい女の子が立っていた。

「あの・・・!!」
(めっちゃこえうわずってるやん・・・苦笑)

「何?」
「あたしの事覚えてる?!」
「へ?」
(この子はいきなり何を言い出すんや・・)

「入試の時にさ、トイレ一緒に行ったやん?!」
「ト・・イレ?」
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