☆花咲く頃に.。.:*・°

入院期間のエトセトラ


【10月14日】

朝から肌寒く、駐車場の車のフロントは霜でもついた後の様に水滴で濡れている。


おばちゃんの予約時間にあわせて出発。母とおばちゃんを病院入り口で降ろして、父は残りの買い出しをしたいと言う。

病院側にはドラッグストア。入浴用のシャンプーだけを購入して、

私が忘れたウェットティッシュを取りに家に戻り(笑)いざ、病院へ。


駐車場は相変わらず混んでいて、屋上でなければ停められない程だ。

けれど、かえって都合がいい。

何てったって今日は、いつもは帰りに『こごだべ』と言ってくれていた頼みの綱の父は、入院…

要するに、停めた場所を探すのは私しかいない。変に仕切られた空間よりも、

一望出来る場所ならば、何時間居ようが、記憶が飛ぼうが関係ない。

よし、

今日は、ツイている。

何故かエレベーターを探せないままに、これから入院しようと言う父と、4階から下まで階段で降りるハメになった。

入り口までの間に、いつかの【トチの実】の事を聞いた。色んな使い方が、あるんだねー?

知らなかったけども…教えて貰った事を忘れたのは秘密です(笑)


入り口にたどり着くと、診察を終えたおばちゃんと母が、椅子に座って待っているのが見えた。

「来たよ〜」

『どこ行ってたの?8階まで探しに行ったんだぞ?…今来たんなら、いねはずだぁ。』

…怒っていた。所構わず、母は母のままである。



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