☆花咲く頃に.。.:*・°

エンゼル処置をする前に、お別れして下さいって言うので、


「おとーちゃん?もう痛いの、終わったね?頑張ったもんねー?」

おとーちゃん頑張りましたの、ヨシヨシをしながら(笑)

「これでね、お水も、ご飯も、何でも食べられるよ〜?良かったねぇ?おとーちゃん?」


エンゼル処置をする為に後ろで待っていたナースも涙目です。


荷物…紙パンツと尿取りパット

少しばかりの小さな賭けで、多い枚数の、買い足したばっかの荷物について、イチかバチかでナースに聞く(笑)


「すみません…これ、持って帰っても使う人がいないんで、もしこちらで使うんでしたら…。」

父のお気に入りだったナースは、目を赤くして『大切に使わせて頂きます』って。

おとーちゃん担当の主任さんは、何度もフラッシュして薬の量を上げる作業を、

人手が足りない中、やってくれました。その主任さんが言います。

『すみませんでした。』って、何で謝るの?

おとーちゃん、笑ってるよ?

だから、大丈夫なの。

今日の日勤の、お気に入りのナースさんと私が勝手にした約束(?)は果たされなかったけれど


今日まで、皆さん、いっぱいいっぱい、ありがとうございました☆

ナースコールが落ち着いた時間を見計らう様な、おとーちゃんの召還☆

ナース好きは、死んでも変わらないみたいです(笑)


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