この世界で君を愛す
その3 1番高い場所で
朝目覚めると 僕は部屋のベッドにいた。

僕の左側には…規則的な寝息をたてて眠る未知の柔らかい体があった。  

「夢じゃないんだよ」

そう未知に言いながら現実なのかどうか不安に思う自分がいたが 今自分の横にいる愛しい人の寝顔を見たらそんな事はどうでもよくなった。

現実であろうとなかろうと 僕の横に未知がいればそれでいい。

僕が未知を愛している…それが真実。




たとえ…。



僕が死んでいても。



今 君のそばにいる。



その事が大切だから。





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