【短】流れ星に恋をする
「あたしがあんたの家に遊びに行ったとき、初めて会った気がする」


「そうだったっけ?」


「まさかあんなイケメンが家にいるとは思わなくてさ〜」


「イケメン!?あんなのただ無駄にデカイだけじゃない?」


「今だから言うけど、もろタイプだったんだよねー。あたしそのとき、持ってた鞄落とした記憶あるし(笑)」


初めて聞いた話


ちょっと顔を赤くして話す親友が、いつもよりかわいく見える。




「で、ぶちまけた中身を一緒に拾ってくれたの。『姉ちゃんの友達?』それが最初の会話だったかな〜…懐かしっ」


「なにそれ。もしかして…一目惚れ?」


聞いたあたしに、親友は笑顔で答えた。


「否定はしない♪(笑)」
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