黄昏の宇宙(そら)
しかし、それに代わる器官は鋭く、あ
る意味、眼よりも鋭い観察力を持って
いる。


そして彼等は全員、イーグルと同じ様
な能力を持っていた。


彼等とコンタクトしたイーグルとの会
話は、それは地球代表と、その惑星連
合の会議宛らとなった。


「イーグルと言ったね?」


「ええ、そうです。私の名はイーグル
と言います。」


「君達の目的は何題?」


「はい、私達の文明は行き詰っていま
す。それを解決する為に、宇宙に呼び
かけて知恵を求めて居ます。」


「知恵を求める?」


「君達は知恵を最大まで使って見たの
かね?」


「君の意思は君の星の意思の総意なあ
のかい?」


イーグルは一遍に質問攻めに遭い、珍
しく困惑した。

はっきり言って、僕は呼ばれたから出
て来ただけだと。

知恵を出し切ったかと聞かれれば、確
かに疑問が残る部分も有るし、自分の
意思が、地球全体の総意かと言われれ
ば、首を傾げる部分も有る。


しかし、イーグルはこう答えるしかな
かった。

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