ばらばらと散らばる言の葉
奏でる、音ではないものを
ばらばらと、熱に浮かされたように言葉を連ねる。意味を紡ぐ。

美しい響き、軽快なリズム。まるで曲を作るように。

だけど誰にも聞こえない、それは音ではないから。

リズムに何人が気付く?旋律なんて分からないのに。

目で見ることしか出来ない物から人はどれだけ受け取れる?

文字でしかないものから、人はどれだけ音を聴ける?


噛みしめてみればいい、声に出して。美しさに気付くまで。
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