ふたつの恋の物語
春哉
――――――――――――――
東子が怒る理由が全然わかんねぇ。
腕掴むぐらいで周りが誤解する?
俺だったらしないけどな。
次の休み時間廊下を見ると東子と春樹が喋っていた。
きっと俺の愚痴でも言ってんだろうな。
すると千里ちゃんが話しかけてきた。
『春哉くん。』
「なっ何?」
『さっき東子と何話してたの?』
「話っていうか・・・喧嘩みたいな・・?」
『ふ〜ん・・・
春哉くんってさ・・・・』
「うん。」
『あたしが話しかけるといつも驚くよね?』
そりゃ・・・
好きな子に話しかけられてドキドキしないやつはいないだろ。
「そうかな?」
『そうだよ〜』
「んなことないって!!」
『そう?』
俺は大きく首を縦に振った。
『そっか!!あたし気にしすぎだよね!
なんかごめんね。』
「全然!」
千里ちゃんは笑顔で女子グループに戻っていった。
東子が怒る理由が全然わかんねぇ。
腕掴むぐらいで周りが誤解する?
俺だったらしないけどな。
次の休み時間廊下を見ると東子と春樹が喋っていた。
きっと俺の愚痴でも言ってんだろうな。
すると千里ちゃんが話しかけてきた。
『春哉くん。』
「なっ何?」
『さっき東子と何話してたの?』
「話っていうか・・・喧嘩みたいな・・?」
『ふ〜ん・・・
春哉くんってさ・・・・』
「うん。」
『あたしが話しかけるといつも驚くよね?』
そりゃ・・・
好きな子に話しかけられてドキドキしないやつはいないだろ。
「そうかな?」
『そうだよ〜』
「んなことないって!!」
『そう?』
俺は大きく首を縦に振った。
『そっか!!あたし気にしすぎだよね!
なんかごめんね。』
「全然!」
千里ちゃんは笑顔で女子グループに戻っていった。