約束




「さ、さくちゃ…「今日は、俺が祝ってやる!!」


誤魔化すようにさくちゃんは、明るく言った。


「…なぁ?どうせなら俺ん家来る??」


半分で冗談半分本気みたいな思わせぶりをするさくちゃんにあたしは、


「うん。行きたい。。」


調子にのって頷いた。




バシッ


「うっ!!いたぁ!!」


意外と痛かったデコピンをくらったあたしは、ソファに蹲った。


「アホかぁ。調子にのんな!」


この時、


さくちゃんの手が微かにあたしの手を握っていたのは

気のせいかな?




「さくちゃんが悪いんだよーだ!!」


「お前だよ。相変わらずバカでちゅねー?」


あ。


やっぱ…


「バカにすんなぁ〜!」


気のせいだよね?




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