約束




「まぁまぁ、先輩!今日は楽しみましょうよ♪」


急に立ち上がる陽空を見上げながら


「はぁー…」


とため息つきながらコクンと頷いた。


「さぁ!今から合コンを始めまーす♪」


陽空の掛け声で周りが騒だした。


あたしは肩を落として目立たない一番はじっこの席に移動した。




一人でウーロン茶を飲んでると隣に気配を感じた。




ゆっくりあたしは首を左に向けた。




「あ……」


あたしと目が合うと突然現れた男が声をもらした。


「…ど、どうも。」


にっこり微笑むあなたに吸い込まれそうになった。


だ、だって


余りにも綺麗でかっこよかったから…






< 61 / 124 >

この作品をシェア

pagetop