約束

俺の想い





―さくちゃん―




「…あたし、どうしちゃったんだろ。」


一人、ソファに座り込んで俺のお気に入りのふわふわな赤いハートの枕を抱き抱えながら


ブツブツ言うこのみに呆れる俺は、


「ねぇ、それ俺の」


とこのみからハート型の枕を奪い取るとドスンッと


ソファにちょっと乱暴に座った。


「……はぁー」


何に対してのため息か全く分からないけどなんとなくそれに腹が立ち、


「あの信とか言う奴となんかあった?」


仕方なくこのみに尋ねた。

「えっ…あー…。いや、なんでもっ」


は?


急に立ち上がって俺を見下ろすこのみは、力なく笑うと


「お風呂入って来る。」と誤魔化しながらリビングを出ていった。




「なんなんだよっ…!」


一人虚しく取り残された俺は、小さく呟いた。



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