幼なじみ〜first love〜
「…大丈夫?」




ジェットコースターを乗り終えた後、蒼がしゃがみこんでしまった。




「…何が?」




「顔色…悪いよ…」




蒼が青白い顔して、具合悪そう。


やっぱ乗らなきゃよかったね。




「ごめん…蒼」




「おまえ…俺をなめんなって…」




「はい、ジュース…」




「…さんきゅ」




蒼は、缶ジュースをゴクゴクと一気に飲みほした。




「っしゃー!!生き返ったぁ〜っ!絢音、次は何乗る?」




「…単純」




「うるせっ」




あたしは蒼の腕に絡みついた。




「あたしばっかり…蒼の乗りたいものとかでいいよ?」




「絢音のしたいこと、しようぜ?」




蒼があたしの頭をポンと叩き微笑む。









「今日が…最後のデートだ」
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