幼なじみ〜first love〜
「誰にも…渡さねぇから…」




俺は、心の中で自分に誓う。


なぁ…絢音


小さい頃からずっと…おまえだけ




俺にとって女の子は絢音だけ




いつか絶対に…言うよ




幼なじみの壁なんかぶち破って




おまえが好きだって…




それで、俺を好きだって言わせてやる




「おやすみ…絢音…」




一緒に暮らし始めた夜、俺たちは、一緒の布団で眠りについた。




月の光の中、2人…寄り添うように……―――。




俺は…おまえのその無邪気な寝顔を見て…




あの時の出来事をやっと…忘れられたんだって…そう思ったんだ。




おまえの心に深く刻まれた過去の傷を…――
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