幼なじみ〜first love〜
「蒼…?大丈夫…?汗が…すごいね…今拭いてあげるから…」




絢音……どうして…




どうして…遊也とできんだよ……




どんな理由があったって




俺を

一番に信じて欲しかった……




「ねぇ…蒼?お母さんのこと、ちゃんとお父さんに相談した方がいいよ…蒼ひとりじゃ…沙羅が蒼のお父さんに言ってあげようか?」




ゆっくりと起き上って沙羅の顔を見つめた。




「沙羅……」




「起き上がっちゃダメ…安静にしてなきゃ…」




「俺…もぉ……わけわかんね……」




沙羅の肩にもたれかかった。




「…蒼……」




沙羅は、俺の背中を優しくさすり続けた。




「…蒼…きっと……きっと乗り越えられるから……」




「………っ」




「…我慢しなくていいよ…蒼…。泣いていいんだよ………」




絢音……




母ちゃん……




俺の大切な人が




離れていく……―――
< 525 / 1,010 >

この作品をシェア

pagetop