幼なじみ〜first love〜
ドダダダダッ…――




「蒼っ♪起きてっ」




絢音が、俺の腹の上に勢いよく乗っかった。




「…えっ?俺…」




そっか…


さっき、絢音を抱き締めたまま、泣き疲れて寝ちゃったんだな。




「怖い夢見て、泣いちゃうなんて…蒼カワイイっ♪」




「…カワイイとか言うな。チビ」




「チビ!?…プン。せっかく寝かせておいてあげたのに…」




絢音が頬を膨らませて、怒っている。




「…もぉお昼だよ?ご飯作ったから食べよっ」




「…んー」




「何よ、その返事は?」




「……いつものアレは?」




「……忘れてたっ///」




そう言って、絢音は俺の頬に軽くキスをした。




「…フフッ…バカップルだねっ♪」




そう言って、絢音が俺の顔を見て笑う。




「おまえが言うなっ」




俺は絢音の頬をつねった。
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