幼なじみ〜first love〜
大学構内にあるカフェ。

軽めのランチを食べながら、美々ちゃんと二人で課題のレポートをやっていた。




「絢音、ちょっと電子辞書貸して?」




「いーよぉ」




急にカフェ内にいた学生たちが、ざわめき出す。




“だれだれ?あの人…”


“スーツ着てるから、就活の3年か4年生かな?”


“えー?あんなイケメン、うちの大学にいたっけ?”


“ちょーカッコイイんだけどー。モデルかなぁ?”




学生たちの視線を集めた先を見ると、背が高い彼は圧倒的なオーラを放っていた。




「遊也ぁ…っ?!」




あたしは驚きのあまり、立ち上がってテーブルの上のジュースをこぼしてしまった。




「セーフ!」




そう言って美々ちゃんは、レポート用紙を急いで集め抱えていてくれた。




「うちらの今までの努力がムダになるとこだったわー」




「さすが美々ちゃん…だって見て!遊也が…」




「絢音っ!」




ドキ…ッ




あたしの姿を見つけた途端に、ニコッと笑顔になった遊也。




「こんなとこで何してんのっ?!…ってか仕事はどぉし……」




あたしが話してる途中で、遊也は他の学生たちが見てる前で、あたしを抱き締めた。
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