プリンセスと学園の法則
●○湊○●


俺の買ったわたあめを一生懸命食べる梨緒。



そんなにうまいのか?


だったら俺がもっと甘くて美味しい事してやるよ?



「梨緒、こっち向いて?」


「ん、なにぃ?」


やべぇ、お前可愛すぎだっつーの。


――チュッ


ありったけの愛を込めたキス。



「……甘ぇ♪笑」


「あ…当たり前ぢゃん!!
わたあめ食べてたんだもん///」



焦ってる焦ってる♪
本当梨緒といると飽きねぇ。


てか、分かってる?

俺が甘いと思ったのは
わたあめなんかじゃねぇ


キスの甘さなんだ。


でも…
たまに思う。

こんなに幸せでいいのか?って。


なぁ――…

あいつは俺の事
どれくらい好き?




俺、梨緒にハマりすぎて怖いんだ。


幸せすぎて怖いんだ。





いつかアイツが離れてしまいそうで……




不安なんだ。




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