永遠の絆

奥底の破片


思い潜んでいる全てを忘れようと日曜日は必死でバイトに明け暮れた。


バイト中は余計な事を考えずにとにかく頑張った。

頑張ったつもりだけど、バイトが終わると気が抜けてあの時のジュンとの事が頭に浮かんだ後、方隅の方で翔も浮かんできた。


やるせない気持ちになってくる…


ネオン街で翔は女の後頭部を撫でていた。頬と頬を寄せ合いながら女は微笑んで翔に抱きついてた。

ホストってこんなんなんだろうか?あたしには分かんない。


もう会わないって決めたのに“それでよかったの?”と自分に問いかけている時がある。

でも、何度か電話が掛かってきたけど、やっぱり出る事も掛け直す事も出来なかった。


あたしの犯した過ちは消せない…


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