ベイビーベイビーベイビー
 


「どうしてこんなにいろんな事が、一度に次々と起こるのかしらね――」


 昨夜の飲みすぎた件に関していえば、それは真理江自身に責任があるところではあるが、それでも真理江の心は休む暇がなかった。


「祥吾のことを考えているヒマはないっていうわけね。
 だとしたら、丁度よかったのかしら」


 真理江はそう言葉を漏らすと、うっすらと笑みを浮かべた。


 そして、これが中瀬にもたらされたニュースであれば、彼がどれほど歓喜したかを想像した。




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