後悔、先に立たず。
~第六章~妊娠
ある日、

いつものように追われて余裕がない頃、
またつわりが始まった。

綾香は、また奈落の底に落とされたような感じがした。

今でさえも余裕がないのにまた・・・?と思った

そして、ゆうに話した。

『ゆう、また妊娠したみたい。もう嫌だ。今で余裕がないのに、今度はあきらめたい。』

そう言うと、ゆうは
『おまえ、母親だろ!そんなこと言うなよ!』と切り返してきた。

綾香は思った。
─ふざけないで!自分は世話しないくせに何を言ってるの!─
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