夢(ほし)職人ムムとワガママな絵本

男性は、びっくりしました。


「私を待っていた…? お前は私を恨んでないのか?」


男性は絵本に聞きました。


「そりゃ、ちょっぴり恨んだぜ。けど、俺はご主人がいなかったら生まれてこれなかったんだし、恨めねぇーよ」



絵本は答えました。



さっきと変わって少しはにかんだ声でした。



「そうか。けど、すまない私はもう文章を書けない…皆に認めてもらえる作品を書けない……」

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