メトロノーム 【完】
「も、もしもし。」

「よかった、出てくれないかと思った。」


久しぶりに聞く隼人の懐かしい声。


「ごめんな、いきなり。」

「ううん。」

「なんか、カレンダー見たら七海の声聞きたくなって・・・」




カレンダー。

そう、今日は隼人との記念日。

壁にかかるカレンダーの今日の日付には、ピンクのハートで囲んだ上から、黒い罰印がしてある。



「うん。」

カレンダーを見つめながら返事をする。
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