-片翼だけの天使-
昨日もらって帰ったホウレン草のごま和えとコロッケを、今日の夕食にした。

ご飯は炊けてるし。やっぱ今日はすごい疲れたな。
一人ディナーといこうか…っていつもの事。

テレビを見ながら、夕食を食べていたその時だった。ケータイの着信音がなる。
誰だよ!ったく。
え?ふ、冬椿…。
僕は慌ててケータイをとる。

「あ、はい。りょうです。」


「りょうくん。今どこにいる?大変なの、私ね鍵を落としたみたい。スーパーの控室に、赤いポーチがないか確認してくれない?ポーチごとないから多分控室だと思うの。」


「え、それは大変だ。これからスーパーへ連絡するから。鍵ないと家へ入れないでしょ?」


「あー、管理人さんにいって鍵開けてもらったの。でも、また明日から旅だから。確認とれたら取りに行くから。」


「うん、早速聞いて見るよ。スーパーは夜11時までやってるから。」


僕は早速スーパーへ電話した。

やっぱり冬椿の言う通り、控室に赤いポーチがあった。
パートの人が警備室に届けたという事だった。
折り返し、冬椿に連絡すると安心したように言った。

「良かったー、ありがとう。りょうくん。」


僕はチラッと時計を見る。


「これからスーパーへ行って、ポーチもらってくるよ。」


「ありがとう。」

< 27 / 48 >

この作品をシェア

pagetop