青の微熱
部屋にたどり着いた時

祐介は窓辺のベッドに座って

ギターを弾いていた。

玄関に立ち尽くす私に驚き

「どうしたの? 

今日は来ないはずじゃ

なかったの?

こんなに濡れて・・・

風邪ひくだろ?」


私は上から下まで

びしょびしょなまま

タオルを持ってきた彼に

しがみついた。


「一体どうした?

なんかあったの?」


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