青の微熱
そんな私の側に
舞子はずっと
寄り添ってくれていた。

美紀も「しっかりね」
と声をかけてくれた。


思えば、あの日から
ずっとみんなは
私を見ていてくれていた。
崩れそうになる弱い私を・・


でも、どうしても
おばちゃんのほうを
見る事はできなかったし
手放しで嬉しい訳ではなかった


最後までちゃんと
トビの分まで胸を張って
卒業するって約束したのに。


私はいつまで
みんなに迷惑をかけるんだろう?


式は静寂の中で始まり
一人一人に
卒業証書が授与された。
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