青の微熱
彼はふふんっと


不測な笑いを残して

ライブフロアーに去っていった。


「ねえ、ねえ、

めっちゃカッコいいやん!」


「うん、でもあいつ謎だから・・

バンドのボーカルやってるし

女には不自由しないんじゃん?」


美紀はちょっと不服そうに

口を尖らせて言った。


ふ~ん、まあモテそうだし

なんか危険な匂いがする。


まあ、うちには縁がないけど


女ならイチコロって感じだな・・
< 34 / 241 >

この作品をシェア

pagetop