Drop Piece
利央のソロの次は、俺のソロ。
ここで、出れない、なんて言えない。言いたくない。
「…っ、そろそろだな」
「壱流、やっぱり…っ!!」
ライブで、なんつー顔してんだよ、馬鹿晴。
椅子から立ち上がった瞬間だった。
「…っつ…あ」
痛めたところから全身に走る激痛。箇所を見ると、赤く腫れあがっていた。
動けよ、身体。
ここでなんか…止まってらんねえんだよ!!
「壱流くん…っ、やっぱり無理…」
「アホバカ壱流!!」
そこに響くはずのない声が響いた。