※愛は送料無料♪〜Beautiful Love編〜
知佳サンの計らいで残業することなく
きっかり定時であがらせてもらった。
店の前には黒のワンボックスカー。
あたし実は拉致られちゃう!?
なんてビビってたら
中から蓮井サンが出てきたんだ。
9月下旬。季節は初秋。
日中はまだまだ半袖でいけるけど
夜は何か羽織るものがないとすこし肌寒い。
昼間来たときは半袖にデニムという
私服姿だった蓮井サンも
夜は長袖の薄手のパーカーを羽織っていた。
紳士的にエスコートされて
蓮井サンの車の助手席に乗った。
「腹減らない?」
運転席に乗り込んだ蓮井サンに聞かれる。
いつもの他人行儀な口調とは違う
蓮井サンがすごく新鮮。
思わず笑ってしまうと
蓮井サンも自分のくだけた言葉遣いに気がついたのか照れ笑いしていた。