流れ星のキセキ
私に対するイジメが始まって3ヵ月。

最初は些細な嫌がらせ。

教科書がなくなっていた。家に忘れたのかと思って家中探し回ったけど、出てこなかった。

ところが、次の日教室にはいると、机の上になくしたと思っていた教科書が置かれていた。教科書が見つかって、ホッとした。でも中はひどい有様だった。パラパラとめくってみたら、幼稚な落書きで埋め尽くされていた。

正直、心当たりはなかった。

理由も、首謀者もわからない。

どうすることもできずに、私は隠し通すことに決めた。

私が何も反応を示さないのをいいことにイジメはエスカレートしていく。

どんなにうまく溜め込んだっていつかは限界が来る。

私もついに限界を迎えた。

何もかもがもうどうでもよくなってしまった。

だから、死んでしまおう。

そう思ったの。



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