キャンディ


だけど俺が最後の買っちゃったからね、もうないよ。


しかも、俺食べ終わっちゃったし。




彼女は


「えぇぇッ!」



って嘆いていた。



そして、トボトボと歩き出した。



その時、俺は凄い罪悪感を感じた。




別に俺が悪いわけでもないのに。



気付いたら彼女を追いかけていた。




彼女は屋上の隅でブツブツ言っていて、俺に全く気付かなかった。


今にも身投げしそうだった。



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