あなた

再会

「由衣ーっ、聞いてよ
昨日ケータイなく
しちゃったー!」

由衣は腹を抱えて

笑った。

「それさ、これっしょ?」
このハスキーな声

は……あの金髪男。

「あ゛ーっ!金髪!
あんたなんであたし
のケータイ持ってる
のよ!」

あたしはケータイを

その人の手から

取った。

「金髪男って、お前
俺に感謝しろよ。」

由衣は唖然として

いた。

「茉衣……」

由衣はあたしを

止めようとした。

「由衣は黙ってて
よ!てか、なんで
あたしのケータイ
持ち歩いてんの?
もしかして悪用?」

「ふっ。」

ふっ?
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