冬物語


「キミ。ハルが調子のんで、ハルには優しくしたらアカンに。笑」




え、何故・・っ



というか、優しくした覚えがまったくない。


ていうより、優しく“してもらってる”のが正しい。




「・・?」


あたしが首を傾げると、



「ユイコの話は聞かんでええよ、キミ。」



肩を持ってユイから逸らすようにされた。



「簡単にキミに触んなって、ハル。笑」


自分の列に戻ったユイが、後ろに振り返りながら、キヒヒと笑って言った。



「マジうざいお前!」



「・・っ」



う、うざいって・・




嫌いじゃなさそうなのに“うざい”とか普通に言えるの?!





「ハル口悪~い!キミが吃驚しとるよ。」



ユイがあたしを指差したあと、



「え?」


と、ハルがあたしの顔を覗きこむ。




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