冬物語


帰り道の道路――

よく見ると、うっすらとコンクリートの積もってきていた。


空を見上げると、顔に雪が降ってきた



太陽は出てない


だからかな?




レイへの気持ちがまた


積もってくみたい――


冬は嫌いだ。
あたしの想いを集めてしまうから

冬は嫌いだ。


わかってるのに
届かないことくらいわかってるのに


忘れようとしても、どれだけ忘れようとしても、どんどんレイが好きだって想いが溢れてくる



3年も経っているのに




あたしだけが前へ進めない……
< 70 / 186 >

この作品をシェア

pagetop