激情型お姉さん ナツコ
「ケンカの内容は分かったわ。
ナツコに、ここに来てと伝えて。」



私はいつものようにナツコをなだめるからと母に言った。



しかし母がもう一度謝ってきた。



「ごめんねえ。私も仕事休める時は世話するから…」



「ありがと。でもナッちゃんに頼むからいいよ。

お母さんたち仕事忙しいもの。」



父と母は朝から晩まで働いている。
年も年だ。夜は休みたいだろう。



「ああ、ごめんね。私がケンカを止められれば、こんな事には…」



何言ってんの、二人のケンカなんていつもの事だ。



しかしその後母から信じられない言葉を聞いた。



「ナツコね、怒って
帰っちゃったのよ。」





「………!!」



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