激情型お姉さん ナツコ
化粧品売場一



「いらっしゃいませ…」



小さな声だった。京子だ。



「京子くん、きみは声が小さすぎるよ。接客がなってない!」



「萩野主任…。申し訳ありません。」



「今日営業時間がおわったら、残りなさい。練習に付き合ってあげよう。」



「はい…」




会話を聞いた京子の先輩社員たちがみな
心の中で思った。



「今年のターゲットを京子に決めたな…。」


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