地味子の可愛くなる方法
ワァッ………



ここは…動物園?
そう錯覚してしまうくらい、クラスの中は騒がしかった。

…当たり前か。新しいクラスで、新しい人たちがいっぱいだもんね。



私は、自分の席に近づいた。



ガタッ



私は、窓側の一番はじっこの席。
席からして地味zy((



隅か…;



みんなと喋りたいなぁ。

と思っても。

クラスをこの席から見つめているだけではいけないとは思うけど、話しかけにはいけない。
クラスの中には、私のような地味子を見ている子なんか独りもいない。
挙句の果てに、気付いてもクスッと笑ってるくらいだ。



そう、私みたいな地味子はいつもいつも空気のように扱われる。



切ないけど、私みたいな地味子にはそれでちょうど良いのかもしれない。



「はい席ついて!!」














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