地味子の可愛くなる方法
「な…何で?」



小声で笑美に話す。



「だってりっくんの事好きぃって顔してるもん」



どんな顔(´∀`;)?


あたしが里紅を―――…



…――――好き?



里紅を見つめてみると、心臓が高鳴って仕方ない。
それは、入学したてのときとは違う、初めての感覚。



自覚した、ってこと?



「頑張んなよ!あたし、応援してっからさ!」



笑美は、いつもどおり笑ってくれた。










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