15歳の母

学校でも女友達が
生理痛の話を、
していると自然に
その話から避けたくなった

ある日リビングで
お母さんと話を
している時にお母さんから

「お母さん、生理二日目↓」

「二日目はキツイよね」

この時も私はこの話から
逃げようとしたかった..

「そういえばアイナ、
生理来てるの?あんまり
不順だと病院早めに
行った方がぃいよ?」

「えっ、うん」

その一言を言い早々と
自分の部屋に戻る。

私の頭の中は不安で
いっぱいだった
もし、まだ未熟な体の
私が妊娠していたら
両親は絶対悲しむ..

それに今は冬の11月。
来年の1月には先生から
貰った推薦試験がある


絶対妊娠してるかもしれない
なんて両親に口に出来ない

そう思えば思うほど
勝手に感情が緩み、
生暖かい涙が頬をつたる..
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