優しい魔王と優しい勇者の悲しいお話
中に入ると大きなイスに座った魔王がいました。



魔王は冷たい瞳で少女を見つめました。



少女は臆することなく魔王に近づいていきました。



「あなたを倒しに来たわ。」



少女が告げると、魔王はゆっくりと立ち上がり、黙ったまま歩いていきました。



少女も黙ったまま魔王について行きました。
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