恋文~貴方へ送る気持ち~







バレンタインの前日、

私はあなたへチョコを渡した


もちろん義理チョコなんかじゃなくて

あなたへの『本命』でした


「何でもいいから、チョコくれよ」

ってさ、

あなたはメールでそんな事を言ってくれたよね

本当に嬉しくてしょうがなかったんだよ?


もしかして両思いなのかなって

私が期待を抱いたって知ってる?


でも私はあなたが簡単にそんなこと言う人じゃないって知ってたから…

本気で期待しちゃったんだ


バレンタインは学校がない土曜日だったから
私は2月13日に渡した


少し勇気が出なくて授業も終わっちゃったけど
私はあなたへチョコを渡せました


渡したって言っても
作ったわけじゃないんだけどね



私はさ、自分の気持ちがあなたへ知られて

この関係が崩れるのが嫌だった



あなたが私の気持ちを知って

嫌がられたら、嫌われたらってマイナス思考に考えて

自分は作ってない違う意味での本命チョコを渡しちゃったんだよ


渡せたのに、ちゃんと勇気を出せたのに
弱虫の私はトイレの中で泣いていたんだ

またあなたのことで泣いちゃった…てね


でもあなたはメールでこう言ってくれたよね


「チョコ、うまかった。ありがとう。作らないのはお前らしいな」

って最後に(笑)ってつけて笑ってくれたね


あなたは本当に優しい人だねって
私もつられて笑っちゃったよ


そんな優しさが私が好きなところです





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