メイドなあたしとイジワルご主人様。
「それは…。俺たちの最初の思い出だろ?」


そうかもしれない。

入学式。

違う小学校だった裕介と、隣の席になって。

答辞を読む裕介を好きになった。


でも、あんまり話せないまま毎日は過ぎていったんだっけ。


初めてあんなに喋ったのは、あの時だったな。
< 200 / 358 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop