空の少女と海の少年


──午前4時
まだ空には星が瞬く中
春はが学園の周りを
かれこれ1時間は走っていた


「はぁはぁっ。……っ終わりっ!」


呼吸を整えながら
少し歩いて芝生に座り
ダウンを始めた

そしてこの前のホールでの
みんなの戦いを思い出す

春は海斗に守られて
みんなの戦いを見てるだけだった


「……強くなりたい。」


守ってもらうんじゃなくて
みんなを守る為に


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