空の少女と海の少年
「……でっけー。」
「まるで城ね。」
「ここにいんのか?」
目の前の豪邸を見上げる3人は
驚いて口をポカンと開けている
「チャイム押すわよ?」
ピンポーン
意外に普通のチャイム音が鳴り
人が出てくるのを待っていると
門が自動で開いた
3人は顔を見合わせると
豪邸の庭に足を踏み入れた
「……ここユラの家?」
「さあな。」
「サラかもな〜。」
綺麗に手入れされた庭を眺めながら
3人は玄関に向かって歩いてゆく
_